Computer Vision
画像領域分割とカテゴリ認識
人間は写真などに含まれたさまざまな種類をオブジェクトを認識する高度な情報処理能力を有しています。 このような能力をコンピュータを用いて実現するためには、与えられた画像をそこに映っている物体の種類毎に 領域分割するとともに、各領域がどのような種類の物体であるのか識別(カテゴリ認識)することが必要です。 本研究では画像をスーパーピクセルと呼ばれる画素集合に分割した後、各スーパーピクセルへのカテゴリの 割り当てを評価する評価関数を構築し、この評価関数の最適化により画像の領域分割とカテゴリ認識を行う 手法の検討を行っています。このとき、領域分割&カテゴリ認識の結果は評価関数としてどのようなものを 用いるかに依存します。本研究では、オブジェクトカテゴリ間の共起性や、画像の大域情報の導入などの 評価関数への導入により画像認識精度を向上させることを試みています。
【発表論文】
染谷昌史, 宮尾秀俊, 丸山稔 , "クラス制限に基づく画像中のオブジェクト認識能力の向上" ,
電子情報通信学会信越支部大会講演論文集, 5D-4 (2013).