Linux上での実習の準備

Linux上で実習を行うためには、OpenGLと同じAPIを有するMesaをインストール する必要がある。既にインストールされていると思われる。

/usr/libにlibGL.a, libGLU.a, libglut.aなどが存在し、
/usr/includeにGLが存在していれば、何もインストールする必要はない。

最新版を インストールするためには以下のようにすればよい。

なお、このページを作成している時点では最新版は6.01である模様。

  1. 必要ファイルのダウンロード

    1. http://sourceforge.net/projects/mesa3d より、ライブラリとデモをコンパイルするのに必要なファイルをダウンロードす る。

    2. 下図のようなページに行くはずなので、Latest File Release(最新のリリー ス)とある箇所のMesaDemosとMesaLibの箇所の"Download"をクリックする。

    3. 例えばMesaLibの箇所の"Download"をクリックすると以下のような ページに行くので、適当なファイル形式のものを選択する。

      例えば、この場合、MesaLib-6.0.1.tar.gzを選択したものとする。

    4. すると、以下のようにどこからダウンロードするかを選択する ページが現れるので、適当に選択し、ダウンロードする。

    5. この操作をMesaDemos, MesaLibについて実行し、必要ファイル (MesaDemos-6.0.1.tar.gz, MesaLib-6.0.1.tar.gz)を適当な作業用ディレクトリ に保存しておく。

  2. ライブラリとデモのコンパイル

    1. 保存したファイルを解凍して、tar fileを展開する

      % gunzip MesaDemos-6.0.1.tar.gz
      % gunzip MesaLib-6.0.1.tar.gz
      % tar xvf MesaDemo-6.0.1.tar
      % tar xvf MesaLib-6.0.1.tar

    2. これによりMesa-6.0.1というディレクトリができるので、そこに移動

      % cd Mesa-6.0.1

      以下、ここで指示に従って作業を行なう

    3. docsというディレクトリに解説文書があるので、そこへ移動

      % cd docs

      README.X11, INSTALL.GNU, install.htmlなどを良く読んだ後、また元に戻る

      % cd ../

      ここで以下のようにタイプ

      % make

      これによりサポートされているシステムが列挙されるので、この中から 一つを選択する。

      例えば以下のようにするとコンパイルが開始される。

      % make linux-x86

      コンパイルには少々時間が掛かるものの、多分問題なくコンパイルが終了するはず。

    4. 続いてライブラリ及びheader filesを適当な場所(この場合/usr/libの下と /usr/includeの下)に配置するために まずsuperuserになって、以下のようにタイプ。

      % su
      Password : *************

      その後、headers, ライブラリを適切な位置に配置する。

      root# cp -r include/GL /usr/include

      root# cp -pd lib/* /usr/lib

    5. progsディレクトリの中にはたくさんのデモ、サンプルがあるので、 デモプログラムを実行してみる(rootでなくてもOK)

      % cd progs
      % cd demos

    6. さまざまなデモがあるので、適宜動かしてみる(大抵はESC-キーを押せば終了 する模様)

      例えば、glossを実行してみると、以下の ようなアニメーションが始まる(但し、下の図と同じものを見るためには、 右ボタンでToggle Objectを選択する必要あり)