ディスプレイリスト(Display List)


OpenGLを用いて3次元オブジェクトの描画を行う際には、同じ描画コマンドを 繰り返し用いることも多い。 OpenGLはこのような繰り返し用いる描画コマンドを リストに保存しておき、必要な時点でリストを呼び出して使用する 機能を有している。このようなリストをディスプレイリスト(display list)と言 う。

従って、OpenGLにおけるコマンドの使用法は次の2つに大別できることになる。

  1. Display List : いったんコマンドをリストに保存して使用
  2. immediate mode : 必要になったその場でコマンドを実行
本講義のこれまでの例は全てimmediate modeによるものであった。

Display Listを用いれば、同じオブジェクトを何回も描画する際などに、 何度もその場で形状を定義するよりは効率を向上させられる可能性がある。 また、OpenGLプログラムをネットワークを介して別マシン上で実行する場合など は有効である。 以下ではdisplay listについて簡単な例を紹介する。