プログラマー
条 件
USB経由で書き込めること
部品点数および配線数が少ないこと
安価に製作できること
本年度は、AtmelのワンチップマイコンATTiny2313を使った
HIDaspx
を使用する。以下に回路図を示す。
○ インシステムプログラム ( In System Program )
AVRにはISP機能(回路に実装したまま内部のプログラムを書き換える機能)があります。
書き込みに使用する端子は
SCK (19 pin), MISO (18 pin), MOSI (17 pin), RESET (1 pin) と GND
の5ピンです。 詳しくは
datasheet
のp187 「直列プログラミング」を参照のこと。
授業では、ISP用の接続ケーブルを使ってプログラマー(HIDaspx)とATmega88とを接続し、
プログラムの書き込みをします。 (下図参照)
書き込み用の回路が HIDaspx で
ソフトが hidspx です。
○ 書き込み方法
コマンドプロンプト(Win)、ターミナル(Mac)上で
avrp filename(拡張子は含まない)
● 個人でプログラマーを用意したい場合は
http://www7a.biglobe.ne.jp/~attlee/avr-jp-wiki/wiki.cgi
の「AVRについてのFAQ」 のライター部分が参考になります。
ちなみにH16年度に授業で使用したものは上記では評判が悪い(?) USB-シリアル変換ケーブル + avr910 でした。
RS232C のレベル変換部分は
ここ
を参考にしてそのまま作りました。
avr910 は多くの書き込みソフトでサポートされているので、1つ持っていると便利な時があります。
また、シリアルポートやパラレルポートがある場合、Chen さんの「
ELM-AVRライタ製作集
」 は抵抗だけで良かったりするので簡単です。授業で使用しているUSBasp や avr910 のようにAVRチップを使ったプルグラマーは、まず、プログラムを書き込むことが必要なので、そういう場合に便利です。サポートチップも多いので、 MSDOSパソコンやDOS窓が使えるパソコンがあればお勧めの一品です。
地元の犀稜中学で実施したオルゴール製作では
プリンターポートに抵抗のみで作った
bsd
を使用した。
授業で使用しているATTiny2313を使ったUSB接続型のプログラマー
HIDasp
も試してみました。手元のWindowsパソコン(Vistaではないやつ)ではうまく動きました。Macに対応してくれれば授業で使いたい一品です。(既にMacでも使えるようです。)
Windows Vista や Windows 7 への対応は不明(Vistaは多分駄目) ですがH20年度まで授業で使用していた
USBasp
は現在の標準的ライターの1つ。授業で使用していた物は初期の回路なのでUSBのデータ線は5Vという仕様だが、現在、大量に余っています。希望者にはお譲りできます。
● HIDaspxを作ろう(H21年度)
授業用に用意した基板が多少残っています。授業の最後に希望者には差し上げる予定です。
作り方は ここ
● USBasp を作ろう(H20年度)
希望者にはプログラマーUSBaspを作るための基板を用意しました。
作り方は
ここ
。