RS232Cの規格

 本来は25ピンのコネクタを使ったシリアルインターフェースの規格だが、一般にはEIA-574(9pin)として9ピンコネクタが使われている。

1.ピンアサイン(EIA-574)

ピン記号方向意味
1DCDIキャリア検出
2RxDI受信データ
3TxDO送信データ
4DTR-データ端末レディ
5GNDG信号グランド
6DSRIデータ・セレクト・レディ
7RTSO送信要求
8CTSI送信可能
9RI-被呼表示

2.信号線
 ○ 信号の伝送に必要最低限の信号線は、GND, TxD, RxD の3本
 ○ フロー制御を行わない場合は RTS と CTS は接続しておく → 相手が通信可能ならばこちらも「送信要求」を返す

3.信号レベル
ケーブル上
 ○ RS232Cは信号を 0(スペース) か 1(マーク) で送る
 ○ 1(マーク) :-3~-15V 、 0(スペース):+3~+15V の信号レベル(負論理)

基板上
 ○ 反転型のバスドライバで駆動/受信するので、基板上では正論理
    ケーブル上のスペース → 「1」
            マーク   → 「0」

4.RC232Cの信号(基板上)
 (1) 無信号時 「1」
 (2) 1ビット分の「0」をスタートビットとして送り
 (3) 続いて信号(7~9ビット)を転送
   (4) ここにパリティービット(1の数を足して偶数か奇数で1/0を決める)をつける場合がある
 (5) 1又は2ビット分の「1」をストップビットとして送り
 (6) 無信号時の「1」