住所


380-8553 長野市若里4-17-1 信州大学工学部情報工学科情報システム講座 (通称 機器研)



電話


森迫 : 026-269-5481
: 026-269-5480
武井 : 026-269-5482
研究室学生控室 : 026-269-5483
FAX : 026-269-5495



歴史


1968
(昭和43)以来、信州大学工学部において、磁気記録方式と磁気記録用材料の研究を続けている。初期の頃の先駆的研究は、熱磁気記録(熱磁気複写、熱バイアス記録)、磁気抵抗効果(MR効果)の読出しへの応用、トランスバース(トラック横方向)記録の提案にある。1969年代から磁気記録媒体用の垂直・水平異方性薄膜合成の複合薄膜、 MnAl系、スパッタ法ならびにゾル・ゲル熱分解法によるBaフェライト薄膜、希土類コバルト系薄膜を取り上げてきた。磁気ヘッド用軟磁性薄膜材料として、FeAl系、Fe/(Al, Ta,Ti,Ag,Cu)組成変調膜、FeNを扱ってきた。世界的に見て、常に当代の最も進んだ研究を行なってきた。



主要設備


クリーンルーム、各種スパッタ装置、電子ビーム蒸着装置、試料振動型磁力計(硬磁性用、軟・硬両用)、比抵抗測定器、触針式表面粗さ計、精密金属顕微鏡、ボールミル、らいかい機、高温電気炉、各種雰囲気中高速熱処理装置



磁気エレクトロニクス研究会


1988
年に信州大学画像情報ネットワークが設置されたとき、「信州大学磁気エレクトロニクス研究会」が組織された。このネットワークを利用して、工学部、理学部、繊維学部、教育学部の磁気研究者の研究発表・討議、学外者の招待講演、海外からの訪問研究者の講演を定期的に実施している。これには、電気学会東海支部の協力を得ている。 199411月ならびに199911月に、信州大学主催で第1回、2回「磁気エレクトロニクス国際シンポジウム」を、長野市で開催した。この運営には、当研究室があたっている。当研究室のメンバーは、本研究会に参加し、大学院学生、研究生、教官は本研究会で発表・討議を通して研究推進をはかることが期待される。



研究の紹介


 試しに、キーワードに「How much information」を入れて検索をするとおもしろいデータが出てきます。3年ほど前のデータですが、紙、フィルム、CDそし て磁気で保存される情報量は、年間何バイト位と見積もられるかというものです。その他、インターネット上、放送等を通じて流れる情報量などを見積もったデータもあります。中でも磁気メディアに保存される情報量と密接に関係するのが我々の研究室です。ちなみに、世界中で磁気メディアに保存されている情報量は、およそ5,190ペタバイト(PB)。皆さん方に馴染みの深い単位の接頭辞はメガ(106)とかギガ(109)だと思いますが、その上のテラ(1012)そしてペタ(1015)を越えて、世の中には約5エクサ(1018)バイトの情報量が一年間に磁気テープやハードディスクなどの磁気メディアに保存されているという話です。
当研究室が信州大学で磁気記録あるいは情報ストレージの研究を初めて、35年になろうとしています。磁気記録メディアとしては、カセットテープやオープンリールで用いられる磁気テープは、現在では放送番組、天気情報等のアーカイブや銀行の顧客管理等の特殊用途では頑張ってますが、一般には目にすることはありません。一番馴染みの深いのは、パソコンの中で、毎日毎日くるくると回りながら皆さんのレポートなどを読み出したり保存したりしているHDD(ハードディスクドライブ)でしょう。
   1956年にIBM24インチ(約60センチ)のディスクが50枚で構成された「IBM 305 RAMAC」を世界で始めてHDDとして商品化したが、この記録容量は、なんと5メガバイトであった。当時の記録密度は一平方インチあたり約2,000ビットでした。そして50年の月日が流れ、2005年には、記録密度は一平方インチあたり133109(ギガ)ビットと言う高密度が達成されています。実に66x106倍の高密度化が50年間で達成されてきたことになります。もちろん、最新の記録方式は日本で発明された垂直磁気記録方式を採用しています。磁気記録技術はいつも、『もう限界、もう限界』と言われながら進歩してきた技術です。現在の目標とする記録密度は、一平方インチ当り1012(テラ)ビット以上とされており、当研究室でもそれに対応できる次世代のハードディスクの試作研究を行なっています。また、RAMなどの半導体メモリはいわゆる『電荷』を基本としたデバイスであり揮発性です。一方『磁化スピン』を基本とした磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)は、スピンを基本としw)てますから電源の有無には関係なく不揮発性と言う特徴をもっています。これが実用化されれば、ハードディスクからいちいちOSを読み込む必要もなく、瞬時にパソコンが立ち上がるという夢のような記憶素子となります。当研究室では、このMRAMに関する基礎研究も行なっている。 また、ナノメートルスケールの微粒子、特にフェライト(鉄の酸化物)微粒子の高性能化と医用応用、特にDDS(ドラッグデリバリーシステム)に関する基礎的な研究も開始しようとしています。 これからの技術者・研究者は国際的な感覚を身に付けることが必要条件です。当研究室ではインド工科大学ボンベイ・マドラス、中国蘭州大学、米国アイダホ大学、フランスベルサイユ大学、フランスLETI、そしてベトナムITIMS などと交流を続けています。
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卒業研究は]  まさに「継続は力なり」です。毎日こつこつと積み重ねた実験データから新しい事柄を発見できます。研究に必要な機器はそろっています。また必要な知識は毎週のゼミで補えます。必要なのは、「やる気」のみです。 卒業研究に一年間没頭することは、皆さんが将来どんな分野に進んでもきっと役に立つと思います。研究室の行事は多彩とは言えませんが、今年度からは『月例オリジナル餃子パーティ』を企画中です。 研究室のモットーは『なにかをやるなら、常に世界で一番を』。
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3 年生へ] 常に将来の夢を見て、明るく生き生きと積極的に生きよう。3年生までは学習に専心し、疑問点が残らないようによくよく考察・探求しよう。そして、できれば英語が得意になって欲しいと思います。一昔前は、英会話が出来ることが武器でしたが、今では読み・書き・話すことができて当たり前です。



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